コロナ禍でどうやって研究を進めるか?

コロナ禍で研究を進める方法

こんにちは。化学系博士課程のshuheiです。

新型コロナウイルス拡大の影響で、多くの大学が閉鎖され、オンライン授業などが行われています。

大学院の研究室についても、閉鎖になっているところも多いのではないでしょうか。

今回は、コロナ禍でも研究を進めるための私なりの対策をご紹介します。

 

 

 

とにかく文献調査

研究室が閉鎖になれば実験ができないので、データを取ることができません。

ですので今はとにかく論文を読みましょう

家のネットからでは論文が読めませんが、多くの大学は、外部から学内ネットワークに接続する方法があると思うので、調べてみてください。

普段は目の前の作業に追われてあまり論文を読んでいないという人も多いかと思います。

この機会にしっかりと知識をつけましょう。

 

・総説(レビュー論文)を読む

総説は、その分野の研究をまとめたもので、知識をつけるのに一番です。

でも分量が多かったりするとなかなか普段は読めませんよね。

この機会に読んで、背景知識を固めましょう

自分の研究にオリジナリティを出すためには必須です。

総説の探し方は、こちらの記事にもまとめています。

 

shuheichem.hatenablog.com

 

・過去に読んだ重要文献

読書百遍意自ずから通ず

重要な文献は何度も読み返す価値があります。

最初に読んだ時の知識では理解し切れていなかった部分が必ずあるはずです。

もう一度じっくり読み直してみましょう。

 

・最新の論文

忙しいと最新の論文をチェックする時間もあまりないですよね。

ただ、世界中の研究者と競い合って研究しているわけですから、その動向を把握しておくのは重要です。

Google Scholor などで検索して新しい順に並べてみましょう。

 

計算・解析

今までのデータを見直すことなら、今でもできるはずです。

研究のテーマにもよりますが、時間の関係で諦めていた計算や解析はないでしょうか。

改めてデータを見返してみて、他の解釈がないか考えたりするのもいいでしょう。

なお、解析したりデータにアクセスするためには後述のようなリモート接続が必要となります。

 

研究室のPCにリモートアクセスして作業する

家のPCだと解析ソフトが無かったり、そもそもデータを持ち出せなかったりすると思います。

そんな時は、研究室のPCにリモートアクセスすることで、作業が可能です。

もちろん、教員の許可が必要ですので、相談してみてください。

以下のような方法がありますので、提案してみてはどうでしょうか。

 

windowsリモートデスクトップ

windowsに搭載されているリモート機能。

当たり前ですが、windows間でしか使えません。

また、windows 10 Homeの場合、ホスト側にはなれません。

 

chrome remote desktop

google chrome拡張機能です。

設定が簡単で、google アカウントを持っていれば簡単に始めることができて人気です。

 

・TeamViewer

こちらも世界的に有名なサービスです。

企業などでよく採用されているイメージです。

 

まとめ

・実験が出来なくても研究は進む

・とにかく論文を読む

・必要に応じてリモートアクセスも利用しましょう

 

早く収束して今まで通り研究ができるようになってほしいですね。

それまでの期間、再開に備えてしっかり知識をつけましょう。