OB・OG訪問を理系大学院生にもオススメする理由

理系大学院生のOB訪問

こんにちは。化学系博士のshuheiです。

 

「OB訪問ってよく聞くけど理系でもやった方がいい?」

「OB訪問すれば選考に有利になる?」

 

OB・OG訪問とは、現在企業で働いている研究室や大学のOB・OGを訪問して話を聞き、就活に役立てるというものです。

文系の就活ではよく行われるようですが、理系ではあまり浸透していないように思います。

私は5人ほどのOBを訪問してみて、得た情報を就活に役立ててきましたが、

やはり理系大学院生も積極的にOB訪問をすべきだと思いました。

今回は、その理由について書きたいと思います。

 

 

メリット(1) 質の高い情報が得られる

OB訪問は同じ研究室の先輩などを訪問するため、同じ境遇の人がその企業でどのように働いているかを知ることができます。

もちろん同じ部署になるとは限りませんが、近い働き方をすることになります。

そんな人の仕事内容、専門性の活かし方、やりがいなどを聞いておくことは非常に重要です。

 

HPなどには書いていない生の情報は、今後志望動機を作成する際にも役立ちます。

もちろん企業説明会の座談会などでも質問はできますが、集団に向けての説明会である以上、あまりに個人的なことは聞きにくいです。

1対1で長時間話を聞くことで、かなりその企業や仕事についてイメージが固まってきます

 

メリット(2) 選考対策になる

先ほども書いたように、OB訪問で得た質の高い情報は、志望動機を作成する上で武器になります。

他の学生が持っていない情報ですから、周りとの差別化になります。

また、それ以外に選考の対策について直接聞くこともできます

ESはどんなことを意識して書き、面接の雰囲気や質問はどんなもので、何をアピールしたか、なども聞けるので非常に助かります。

OBということである程度つながりがあるので、聞きやすいです。

 

選考で有利になる?

会社によっても違うと思いますが、私はあまり選考には関係しないと感じました

理系の方の場合、会社を遠さず直接研究室のOBに連絡して会う、という形が多いと思います。

そのOBが人事の方などに報告してくれれば、多少有利になるかもしれませんし、志望度の高さは伝わります。

ただ、あくまでも理系の就活(特に研究職)で重要なのは研究能力やプレゼン能力です。

選考のためというよりは、企業研究や就活の軸づくりのためと考えた方がいいでしょう。

 

OB訪問のやり方

まずOB訪問の時期ですが、選考活動が本格化する3月より前がオススメです。

3月以降は面接や説明会など様々な予定が入ってくるため、予定が入れづらいです。

3月以前に行って十分に企業研究を進めた上で、選考に臨みましょう。

 

そして具体的な方法ですが、まずは連絡先を入手しましょう。

研究室の先輩であればメールアドレス等分かると思いますし、

研究室の同期や友人など、つながりを見つけましょう。

そしてメールでとりあえず連絡を取り、OB訪問を受け入れてもらえるか確認しましょう。

その後の詳細なやり方については、調べればたくさん出てきますので、そちらを参考にしてください。

色々やり方が書かれていますが、社会人としてのマナーができていれば、あまり固くなりすぎる必要はないです。

OBとしては、興味を持ってくれること自体は嬉しいと思いますので。

 

まとめ

・OB訪問は理系大学院生にもおすすめ

・企業へのイメージを固めることができ、選考対策にもなる

・就活解禁の3月以前に行う

 

OB訪問は、他の就活生が持っていない情報を得ることができ、理系大学院生にもオススメです。

直接会って1対1で話を聞く、というのは就活に限らず最も直接的な情報収集だと思います。

社会人と話すことはいい経験にもなります。

直接選考には影響しないかもしれませんが、得るものは多いので、

ぜひ志望度の高い企業にOBがいれば、話を聞いてみましょう。